2025年4月4日　『久留米ロータリークラブ』様にて『クラシックホテルのリブランド戦略』講演を行いました。
会場は、久留米市が誇る由緒ある『翠香園ホテル』　歴史を刻むこのホテルには日本の情緒を感じる光景が館内外に点在している。
招聘いただいた某社代表取締役と翠香園ホテルの代表取締役様と話をする中で、久留米の人々にとって『このホテル』が街の代表であり、名士たる風格をおぼえる文化であることを痛切に感じ入った。ホテルは建築物でも箱物でもない。建物の中で日々繰り広げられる人々の息遣い、交流、往来、そのような動きを感じられてこそ、『ホテル』なのだ。
歓談の先に目に入るは、美しく設えられた日本庭園。鯉泳ぐ庭に桜の木。1週間前に、この庭で『野点』が催されたと耳にした。
風流なことこの上ない。
『地方地域の文化は伝承され昇華され今を生きている』
そのエリアの特性と住まう人々との共生。なんでもかんでも同種なる開発によって地域荒しをしないことが、本質の『地域活性』と深く思料する春の日。
講演前日には、久留米を代表する産業のひとつ久留米絣の工房、豊田自動織機製の機織り機が今なお活躍するさまを見学、そして、医学開祖である久留米大学訪問、事務長様より構内案内をいただきました。全てをオーガナイズ賜りました某社代表取締役そして総務課の皆さまには心より感謝申し上げます。　地域の誇りを再認するに至り。